がんが発生するメカニズム

人間の体は約60兆個の細胞で構成されています。

細胞は 分裂、増殖を繰り返し、臓器となり 組織となって人体を形成しています。

正常な細胞は 遺伝子の指令によって コントロールされているので、組織、臓器の形成が完了した段階で

細胞の分裂は停止します。役目を果たした細胞は、分裂機能を失ったり、アポトーシスと呼ばれている、

自ら死を選ぶ細胞死をしたりします。それは そうなるように遺伝子が設計しているからです。

つまり、指なら 5本に分かれた段階で細胞の分裂、増殖は ストップします。その後も細胞分裂、

増殖し続けたならば、指は6本、7本と増え続けていくわけですが、そのようなことは起こりません。

手が本来の目的で使えるように、指が5本揃ったところで、もうそれ以上は増えないように、

細胞分裂は ストップします。

しかし、化学物質、いわゆる発がん性物質によって 細胞内の遺伝子が傷つくと、本来の遺伝子の

指令が発令されず、再び 細胞分裂が開始されます。それも急激に無秩序な分裂を繰り返し、

周囲の正常な組織を侵食します。更に血管を通じて 他の組織にまで到達し、増殖するのです。

これが細胞のガン化であり、ガン細胞の発生なのです。

ガンの主な原因は発がん性物質です。発がん性物質によって細胞の核にまで入り込み、遺伝子を

直接傷つけたり細胞を増殖する仕組みを狂わせたりします。

化学物質だけが 発癌物質であるとは言い切れません。偏った食生活が原因となる場合も多いのです。

特に動物性の食品を日常的に摂取し過ぎると、本来人間にとって栄養となるものが、

発ガンの要因にもなります。


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