20年前に微量元素をイオン化させたミネラル溶液(超 遺伝子ミネラルと呼んでいます)に出会いました。
この発見を東京大学医学部、また知り合いの医師たちに説明しましたが、残念ながら当時、研究に
のり出そうとする医師は おりませんでした。
ミネラルに医学界が注目しないのならば、自分で真剣に取り組んで見ようと考えたのです。

実際これまで末期を含めた ガン患者の治療を主に行なってきました。そしてそのほとんどが
外科療法、化学療法、放射線療法といった現代医学・いわゆる西洋医学のあらゆる治療法を試みても
治す事ができずに、余命 数ヶ月と宣告され治療方法の選択肢を失った末期まで進行していました。
治療開始当初は末期ガン患者のターミナルケアに利用できれば、と考えていた程度でした。
というのも、末期ガン患者は苦しい痛みに襲われながら死を待つばかりで、通常はモルヒネを投与し
意識朦朧とした状態で衰弱死を迎えます。
そして超遺伝子ミネラルを治療に使うとストレートな言い方ですが、死を迎えるまで人間らしく
生活してもらう事が可能であると考えたわけです。
 ところが私は遺伝子ミネラルを過小評価していました。私自身想像を絶するものがあったのです。

末期ガンは猛烈な痛みを伴ないます。この痛みはガン細胞が腫瘍内に留まることなく浸透していく時、
感覚神経を刺激して起こると考えられ、患者さんには大きな負担となります。
通常 ガンの痛みは、大きくなって他の臓器を圧迫した時に痛みを感じます。
更にそれが浸透していく時痛みが走ります。
ミネラルには鎮痛効果はありませんし、神経をブロックする働きもありません。

一般的には、体内の元気なNK細胞が癌細胞を衰弱させ、それにより癌細胞が小さくなり、圧迫が
取れ、痛みが緩和し、最後には腫瘍 を消滅させるのです。

私が患者主体の治療を行なって来たのは、少なからずガン治療の現状と関係しています。
なぜなら、現状の医療体制では患者は死を待つばかりであると、医師として焦りを覚えたからです。

"遺伝子ミネラル”の存在を一般の方々だけでなく、多くの医師たちにも知ってもらう必要があります。
私一人の力では”遺伝子ミネラル”が ガンを始めとするさまざまな疾患の治療に使われるように
するのは、不可能だと思います。当時、遺伝子ミネラルに関する本の出版に踏み切ったのは、ガン患者で
あれ、医師であれ、それぞれの立場の方々に読んでもらい、新たなガン治療の普及に多くの人の
協力が得られればと考えたからです。

日本では、認可されている薬以外のものを治療に使うと保険が適用されず病院側の負担になります
病院の経営面から見れば非常識な行為になるので医師としては扱えません。けれど、経営が順調でも
患者の病気が治らないのであれば、病院の存在意義がなくなってしまいます。

いわゆる健康本は毎月数多く出版され、病気で切実に悩んでいる方にとって、どの情報が正しい
のか判断しかねるほど、玉石混淆の状態にあります。ほとんどの本に奇跡的な完治例が書かれて
いますが、私のとは大きな違いがあります。それは、患者さんの声を交えながら、
治療を行なっている医師が自ら執筆しているという点です。 野島尚武(医学博士・野島クリニック院長)。


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